始めに
このブログとショップは、10年間関東で会社員をしながら家庭菜園を続け、定年後故郷の荒廃した耕作放棄地の現状に心をくじかれ第二の人生を故郷で過ごし、日頃考えていた新しい家庭菜園の場を皆様にご提供しようと作った【まいのうえん】のサイトです。
今まではスーパーで購入し日々食べる野菜を心配し、自分で安心安全の野菜を作って食べるべく、抽選で当たった市民農園を期間いっぱい借り、期間が過ぎると別の市民農園を探し家庭菜園をしてきました。
ただ会社員のため土日と休日にしか市民農園に行けないので、工夫をして家庭菜園を楽しんでいましたが、草取り、苗植え付け、間引き、追肥、虫退治、収穫等の最適な時期に、仕事で畑に行かれなかったりして、悔しい思いをしていました。以下2つの写真は当時の家庭菜園の状況です。
老後を考え家から車で1時間半の群馬に別荘を購入し45坪(1485㎡)の村民農園を借りていましたが、予期せぬことが起こり、高知の田舎(生家近く)にUターンし老後を畑仕事を楽しむ事にしました。実家の近くに移ったため、親兄弟や親戚、同級生も住んでいて、都会での老後生活とは、一味違った人とのつながりを感じる暖かい生活がそこにはあります。
農業を通して野菜購入者や畑で家庭菜園を行う方々とのNET上または現実の畑で会話できる環境構築ができないかと思い、NET家庭菜園を経営することを決めて、それに最適なプログラムがないため自分でWordpressをベースにしたShopとブログのできるものを作り、このサイトを作りました。
Uターンを決心し土地を探しました。
あるきっかけからUターンして田舎で老後を過ごそうと決心しました。故郷には自分の家も土地もないのであちこち候補地を探していたら、兄弟の推薦もあり12の棚田と山林のある土地を見つけました。
この場所は30年以上耕作放棄された田んぼと荒れ果てた山林でしたが、幼いころの豊かな環境があまりにも荒んでいて悲しい思いでいっぱいでした。何とか荒れ地を再生し、幼いときに楽しく遊んだ記憶のある場所で畑をやりたくて即決しました。ただ元農地を購入をするには、いろいろな問題もあり購入の交渉から契約、登記には1年近くかかりました。
私のように故郷にUターンしても、その町に住んでいない人は耕作地を3反以上購入しなければ畑購入の認可がむつかしい(今回は田んぼは3反に少し足らず、山林は含まない為)ようです。棚田はすべて過去は田んぼでしたが、畑化して野菜と果物と花を作る計画です。
後日中央左の赤い線に最も近い畑がNo1の畑として追加されました。
契約後現地チェック
契約が済み現地に立ち入って畑の雑草等を刈り込み現状を確認する許可を得て整地を始めました。まず公道に近い田圃1~3までのあぜ道を草刈機できれいにし、田んぼの中の雑木、ツタ、雑草を草刈機、のこぎり、ナタ、チェーンソーで切り倒し、後で根っこはユンボで掘り返すようにしました。
とりあえず田圃N02~3までを整備し、太い雑木やツタの根っこは後日ユンボで引き抜き整地してもらうことにして、ごみは軽トラックに載せて兄の山林に持っていきました。
畑No.04の再生過程の
まいのうえんは#01の畑以外は、もと田んぼが30年程度耕作放置されていたものを畑化したものです。ここでは#04の畑を再生した過程をお知らせします。
一度畑にユンボを入れ整地しましたが、畑の水回り処理をするため、側溝を作り鉄砲水等に対応します。一部は谷に流し、もう一部は下の田んぼへの水路を確保します。最後にユンボで畑に残った竹や雑木の根っこ、そして畑に残った石ころを取り除きます。田んぼは石ころがあってもイネは育ちますが、畑は30㎝以上深い土が必要なので、これらを取り除きます。
No.2~No.3までの畑は肥えた表土を20㎝厚まで入れて、No.4~No.5は少しだけ入れました。まいのうえんは、無農薬で栽培しますので、土強化のためには緑肥やバーク堆肥、そして土佐町堆肥センターで作っている堆肥を利用します。
家までの引き込み道路と畑までの小道の間の法面をバラ畑に
引き込み道路のため、家に一番近い場所の畑(田んぼ→畑化)2つが無くなってしまい残念でしたが、ここを花畑にすることに決めました。関東から引っ越してきたときに隣の友人からバラの苗30種類をいただいたので、この斜面にバラを植えるました。土の栄養分が少ないのは心配でしたがバラを植えてみました。
引き込み道路の法面(斜面)は南向きで日当たりがいいのでここにバラを植えると家や休憩用の小屋からよく見えるし近くに水もあるのでとてもいい場所となりました。12月のバラが休眠し始めるころに植えたため幸い翌年の5月にはすべてのバラが咲き安心しました。休暇で帰ってきていた時に植えたバラでその後、何もしていないのに、この辺りは朝露が多くまたその週に雨が降ったこともありよく咲いたものです。自然に感謝感謝
最終の形
工事が完成しNo.1からNo.5そしてNo.12の畑が耕作可能になりました。No.6~No.11の畑の大半は野菜を植えずに果樹を植えることにしました。No.9の畑は育苗用用のビニールハウスと農機具置き場を自作しました。各野菜畑には谷の水をホースでひっぱり水を自由にいつでも使えるようにしました。まいのうえんの全景を正面の川を挟んで向かい側から写真を撮ったものを示します。
まいのうえんの周りの花たち
引き込み道路の法面に植えたバラとゲストハウス【寄り屋】の庭にバラの花が咲いています。
寄り屋はみんなの休憩所で、土佐弁の「よりや」→「寄っていきませんか」に由来し6畳の休憩小屋で、デッキがついていて前の庭には水道と谷から引いて常時流れる水があります。小屋の内外で休憩できます。小屋の後ろには農機具小屋があり、Net会員様は無料で農機具をご利用できます。
春にはチューリップも咲きます。